人材派遣の面接で「どもる」と不利になる?

どもることが合否の直接な原因になることはありません


人材派遣の面接で言葉がどもると不利になってしまうのでは?と不安に感じる人もいますが、合否の直接な原因になることはありません。なぜなら人材派遣の面接官は、応募者のほとんどが緊張していることを理解しており、言葉がつまったり、どもることをそれほど気にしないからです。

大切なのは、その企業に入社したいという熱意であり、スムーズに話せるかどうかはそれほど重要視されないといえます。しかしあまりにどもってしまうと応募者自身が気にしてしまい、本来の力を発揮できない場合もあるでしょう。

そのため普段からどもることがある人は、緊張したときにどうすれば気持ちが落ち着くか考えておくとよいでしょう。また、言いにくい言葉の練習をしておくことも方法の1つです。

緊張しないためには面接に慣れることが大切です

言葉にどもる人は100人に1人ともいわれており、決して珍しいことではありません。症状は言葉を繰り返してしまう・伸ばしてしまう・詰まってしまうなどがあり、緊張すると症状がでやすい傾向にあります。

そのため人材派遣の面接を受けるときに緊張しないよう、面接に慣れることが大切なのです。例えば「失敗したらどうしよう?」と、マイナスなことを考えると不安から緊張してしまいますが、面接をこなすことで「前に答えられたから大丈夫」と思えれば、緊張が和らぐでしょう。

このように経験を積むことで、体が慣れて話すことに集中できるようになり、どもることが抑えやすくなるのです。慣らすために面接をいくつも受けるのは大変だという人は、キャリアアドバイザーなどを頼るのもよいでしょう。

キャリアアドバイザーは、本番の面接と変わらないような状況で練習をしてくれます。また質問の受け答えだけではなく、入退室の仕方や立ち振る舞い、マナーなども指導してくれるので不安がある人におすすめです。

事前に答えを用意しておきましょう


人材派遣の面接を受ける前には、質問される内容を予測して答えを用意しておくとよいでしょう。なぜなら答えに迷い、焦ってしまうことがあるからです。

面接で焦ると言葉がどもってしまったり、頭が真っ白になってしまい言葉が出てこなくなることが考えられます。そのため人材派遣の面接を受ける前に、事前の準備が必要だといえるのです。

面接で聞かれやすい主な質問として、以下のものがあります。

・自己PR
・志望動機
・尊敬する人は?
・10年後のビジョンは?

このほかにも、質問されやすいものはいくつかあるのでインターネットや本で調べておくとよいでしょう。ただし用意した答えを一言一句暗記する必要はありません。

丸暗記したものを話そうとした場合、思い出すのに時間がかかったり忘れてしまうと、どもりがひどくなることがあるからです。「この質問なら〇〇について答えよう」といったように、ざっくりとした答えにしておくようにしてください。

カミングアウトしてしまうのも方法の1つです

人材派遣の面接で言葉にどもることが気になる場合は、面接官にカミングアウトするのも方法の1つです。先程も説明したように、どもることに対して面接官はそれほど気にしないため、「緊張すると言葉にどもることがあります」と、はじめに言ってしまった方が楽になるでしょう。

また一部ではありますが、どもることに対して理解していない面接官もいます。その場合、業務に支障があると判断されマイナス評価を付けられる可能性があるので、どもりが多く出る人は先に話しておいた方がよいでしょう。

また話している途中でどもりが出た場合は、一呼吸入れることも大切です。このとき無理に言葉を続けようとすると、聞き取りづらくなるので、「緊張してしまったので、一呼吸入れてもよろしいでしょうか?」と、面接官に断ってから気持ちを落ち着かせましょう。

そうすることで面接官によっては、自分のマイナス部分を理解し対処できるタイプだと判断してくれることもあります。

(まとめ)人材派遣の面接で「どもる」と不利になる?

1.どもることが合否の直接な原因になることはありません
人材派遣の面接において、言葉にどもることが合否に直接関係することはありません。ただしどもりが出始めると応募者自身が気にしてしまい、本来の力を発揮できない場合があるので、どもりやすい人は緊張の解き方などを考えておくとよいでしょう。

2.緊張しないためには面接に慣れることが大切です
緊張すると言葉にどもりやすくなるので、緊張しないよう面接に慣れておくことが大切です。たくさん練習することで不安を抑えることができます。

面接の練習は、キャリアアドバイザーに頼るのも1つです。

3.事前に答えを用意しておきましょう
人材派遣の面接を受ける前には、質問を予測し答えを用意しておきましょう。面接で焦ったり頭が真っ白になることで発生するどもりを抑えられます。

ただし答えを丸暗記すると、忘れた時に焦りが出るので、答えはざっくりとしたものにするのがおすすめです。

4.カミングアウトしてしまうのも方法の1つです
言葉にどもることが気になる場合は、面接の前にカミングアウトするのも方法の1つです。面接官によっては、どもることに理解がなく業務に支障があると判断される可能性があるからです。

面接の途中でどもりが出た場合は、深呼吸し慌てないようにしましょう。

著者紹介

著者情報プロフィール:佐々木 良和
派遣会社コンサルタント。延べ約1,000人の転職のアドバイスを行い、転職に関わってきた。モットーは「転職者の決断に悔いをさせない」。その豊富な経験を基に多くの人が悩む面接時の悩みに答えるコンテンツを発信中。

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