人材派遣の面接でボランティア経験を話す注意点は?

経験した内容より何を学んだかを伝えましょう


人材派遣の面接で話す自己PRに、学生時代に行ったボランティア経験を活用しようと考えている人も多いのではないでしょうか?ボランティア活動は素晴らしい経験ですが、人材派遣の面接では、何をしたかより「何を学んだか」が大切になります。

この時、ただ漠然と話しても意図が伝わらず、アピールの仕方によっては「自慢しているだけか」とマイナスに取られてしまう可能性もあるので注意しなければなりません。

人材派遣の面接では、ボランティア活動を通じて得たものを明確にし、それらを意識的にアピールするようにしましょう。またボランティア経験のある学生は大勢いますので、他の人のアピールに埋もれてしまわないよう話す内容を考えておく必要があります。

自主性や人柄を伝えることが大切です

人材派遣の面接でボランティア経験について話す時は、人柄や自主性を強調するようにしましょう。なぜなら人材派遣の面接で聞きたいのは、ボランティア活動自体ではなく、応募者がどのような目的をもって活動に取り組み、そこから何を学んだのかということだからです。

その上で面接官は応募者の「人間性と自主性」について、見ています。この人間性というのは、物事の捉え方や思考、強みといった性質であり、どれだけ素晴らしい経験をしていても、そこから何も得られていないのならアピールになりません。

またボランティア活動をした理由として「誰かに誘われた」「何となく始めた」などといった動機の不十分さも自主性が感じられず、マイナスの評価をつけられてしまいます。

人材派遣の面接ではボランティア経験で学んだものが、自分をどう変えたか、今後どう活かしていくかなどに重点を置いて話しましょう。またこれらを上手くまとめると、プレゼンテーション能力があることのアピールに繋がります。

具体的に話しましょう


ボランティア経験と一言で言っても、被災地支援や地域清掃など種類は多種多様であり、面接官が必ずしもその内容を把握しているとは限りません。しかし長々しく話すのを避けようとするあまり、内容が上手く伝わらないケースがあります。

これでは、せっかく培った経験がアピールにならず損してしまうどころか、自己PRの話題づくりのために、ボランティアに参加したと思われる可能性があるのです。

そのため人材派遣の面接では、どんな内容のボランティアをしていたかを具体的に話すことが大切と言えます。たとえば「被災地にボランティアに行った」ではなく、「大変な状況にある被災地をテレビで見て、自分にできることがあるのはないかと考え、清掃のボランティアに参加した」の方が、より詳しく伝わるではないでしょうか?

ポイントとしては、出来るだけかみ砕いた言葉で話すことです。「何を」「どうして」を意識し、面接官の理解を得られるよう工夫しましょう。

仕事とボランティアの違いを理解しましょう

人材派遣の面接で学生時代にボランティアをやっていたと話すと、「どうしてボランティア団体に勤めないのか?」といった意地悪な質問されることがあります。これには意図があり、「企業とは利益を求める団体で、必ずしも社会貢献が出来るわけではない」という認識があるか確認しているのです。この質問で面接官は、以下のことを見ています。

・仕事とボランティアの違いを理解しているか
・ボランティア経験を、仕事にどう活かすか
・矛盾がないか

仕事とボランティアは別物です。そこを理解していないと、せっかくのボランティア経験がマイナスの評価になってしまう可能性があるので注意してください。ボランティアはあくまで「社会勉強の一環」であること、「ビジネスとして社会を支えたい」といったように、答えられるようにしましょう。

また、面接官は、応募者の今後の可能性に興味がありますので、経験したエピソードと仕事を繋げて考え、自身の5年後、10年後の具体的な目標を交えて伝えられるようにすると、高評価に繋がります。

(まとめ)人材派遣の面接でボランティア経験を話す注意点は?

1.経験した内容より何を学んだかを伝えましょう
人材派遣の面接でボランティア経験について話す時は、何をしたかよりも「何を学んだか」を伝えるようにしましょう。ただ漠然と話すだけだと自慢しているように取られてしまうので注意が必要です。

2.自主性や人柄を伝えることが大切です
ボランティア経験について話す時は、活動を始めた動機や経験を通して何を学んだかを明確にし、自主性と人間性をアピールするようにしましょう。企業に「求めている人材」だと思わせることが大切です。

3.具体的に話しましょう
ボランティア活動の内容が薄いと、自己PRの話題づくりにボランティア活動をしたのかと思われる可能性があるので、具体的に説明しましょう。面接官の理解を得られるよう工夫してください。

4.仕事とボランティアの違いを理解しましょう
仕事とボランティアは別物であることを理解し、その上で仕事にどう活かしていけるかを伝えられるようにしましょう。自身の5年後、10年後の具体的な目標を交えて伝えられると高評価に繋がります。

著者紹介

プロフィール:佐々木 良和
派遣会社コンサルタント。延べ約1,000人の転職のアドバイスを行い、転職に関わってきた。モットーは「転職者の決断に悔いをさせない」。その豊富な経験を基に多くの人が悩む面接時の悩みに答えるコンテンツを発信中。