人材派遣などの面接で身振り手振りを使ってもいいの?

面接で身振り手振りを使ってもOK


人材派遣先などとの面接で、身振り手振りを使ってもかまいません。身振り手振りとはボディランゲージやジェスチャーとほぼ同じ意味の言葉で、言いたいことを伝える助けになります。

ただし、身振り手振りにはメリットとデメリットがあるので、両方を理解して効果的に使いましょう。日頃から身振り手振りをする習慣があれば、やりすぎではないか確認し、ふだんはあまり使わない場合は、面接で使えるよう練習して本番を迎えましょう。

身振り手振りしながら話すメリット

面接で身振り手振りをしながら話すメリットは4つあります。良い点を知り、面接で適度に使いましょう。

働く熱意を伝えやすい

身振り手振りは相手に伝えたい気持ちが高まると出やすく、面接官は応募先に対する働く意欲が強いという印象を受けます。熱意を持って働ける人材は長く働き続けて成長を期待できるので、面接官に好印象を与えます。

内容が伝わりやすい

身振り手振りは、言葉だけでは伝えきれない内容を補う目的もあります。面接官はあなたの前職または現職での経験を聞いても、イメージするしかありません。

そのためエピソードを臨場感のある話し方をすると、言いたいことが詳しく伝わります。面接官がより具体的にイメージできるほど、あなたのアピールが伝わり、採用につながるでしょう。

緊張がほぐれる

体を動かす身振り手振りは、緊張して体が固まりやすい面接の場でのリラックスにも役立ちます。面接までの待ち時間から座ったまま動かずにいると、息苦しく緊張が高まってしまいます。

体がかたいと声が出しづらく、用意した回答を緊張のあまり忘れてしまうかもしれません。身振り手振りを取り入れた答え方で体を動かすと、体がほぐれ余裕を持って考えやすくなります。

印象に残りやすい

身振り手振りを使うと、あなたの声だけでなく体の動きも印象に残ります。面接官の印象に残るほど選考に有利に働く可能性があるので、声だけでなく動作でもアピールしましょう。

面接官によって、声や見た目の印象のどちらが強く残るかはわからないので、声と動作をあわせて印象づけましょう。

身振り手振りを使うデメリット


面接官への印象アップに役立つ身振り手振りですが、使い方によってはデメリットになるおそれがあります。効果的に使うためにも、デメリットを知って正しく使いましょう。

落ち着きがない印象を与えがち

面接中に動作が多すぎると、落ち着きがなくせっかちな印象を与えるケースがあります。冷静さが重要な業界へ応募するときは、できるだけジェスチャーを押さえた方が好印象です。

業界により自己表現の豊かさがマイナスになる可能性があるため、応募先のタイプに合った程度の身振り手振りにとどめましょう。

動きが気になってしまう

動作がやたらと大きかったり回答中ずっと動いていたりすると、面接官は動きばかりが気になって、肝心の答えをつかみづらいことがあります。あくまでもあなたの熱意や経歴、スキルがアピールポイントなので、身振り手振りは答えを補助する目的で使いましょう。

周りに配慮できない印象を与えやすい

緊張したまま焦って身振り手振りをすると、いすや机に体をぶつけるおそれがあり、面接官は周囲に気配りができない人という印象を持ちます。自分の身の周りに配慮できないことは大雑把な印象にもつながり、気遣いがコミュニケーションが難しい人と感じる可能性があります。

面接で身振り手振りを効果的に使う方法

面接で身振り手振りを取り入れ、アピールに役立てるには、適切な箇所で動作を行うことです。身振り手振りがあると、言いたいことを伝えやすくなるポイントと注意点を紹介します。

アピールしたい部分

面接官に特に聞いて欲しい部分で声を大きくする方法もありますが、身振り手振りを入れると、目と耳に印象を残せます。静かな面接室で急に大声を出すと場違いな印象になりがちですが、部分的に身振り手振りを使って強調すると、興味を引きやすくなります。

回答全体ではなく強調したいところだけ動作を取り入れると、わざとらしさがなく、「ぜひ聞いて欲しい」という気持ちが伝わるでしょう。

規模や大きさを表すとき

具体的な規模や大きさの表現は、言葉だけで説明するよりも身振り手振りを使った方がわかりやすいです。具体的な数値をあげながら多かったことを説明するには、手で規模を表した方が面接官はイメージしやすくなります。

対立や比較を示すとき

前職、または現職で、複数の意見をまとめた結果、評価されたエピソードをアピールするには、身振り手振りを入れるとわかりやすいです。2つの意見をそれぞれ右手と左手で表し、意見の対立を示します。

歩み寄った、最終的に協力しあいひとつの意見にまとめたといった流れを両手を使って伝えると、面接官へスムーズに伝わります。

多用は避ける

どの業界・職種の面接であっても、身振り手振りの使いすぎは避けましょう。中でも官公庁や金融業界、大企業などが対象の職場や、面接官が年配の役員だった場合は、極力ジェスチャーを控えた方が無難です。

スムーズな身振り手振りを目指して練習しよう

面接で身振り手振りを使って話すために、あらかじめ練習をしましょう。日頃からジェスチャーを使って話す人も、改めて以下の手順で練習し、気になるクセがないかの確認をおすすめします。

まずはよくある質問の回答をまとめる

面接はあなたを詳しく知るために行うので、質問への答えは欠かせません。初めによくある質問に対する答えの要点をまとめて、スムーズに話す練習をしましょう。

慣れてきたら、身振り手振りも入れて練習を重ねます。質問の答えを作って丸暗記すると、質問が変化した場合に対応が難しいので、答えは要点だけをまとめます。

身振り手振りの参考動画で学ぶ

面接で身振り手振りを使う方法は、ネット上で参考動画を見るとわかりやすいです。転職や就職の面接を受けた経験がない、または少ないと、身振り手振りを使うイメージがわかないかもしれません。

何となく動作を入れると合わない場合があるので、動画を見て学んでから、自分の回答にふさわしい身振り手振りを取り入れましょう。

スマホなどで撮影して見直す

面接の回答を身振り手振りつけてする様子を、スマホで撮影して見直し、改善を重ねます。参考動画などをもとに作ったイメージと比べて、近いものができたかをチェックしましょう。

鏡で自分を見ながら練習する方法もありますが、スマホで撮影すると客観的にチェックできるので、何度も撮って練習しましょう。

周りの人に客観的に見てもらう

ひとりでの練習でスムーズに話せるようになれば、家族や友人などに協力を頼み、身振り手振りを使った答えができているか見てもらいましょう。面接官役の相手がいると、本番さながらの練習ができます。

その様子もスマホで撮影して、改善できた点や反省点を客観的に確認しましょう。

身だしなみにも気をつけよう

身振り手振りを身につけるだけでなく、面接で重視される身だしなみにも気を配りましょう。面接の回答とあわせて大切な身だしなみは、前日までに整えると当日も安心です。

面接は清潔感重視

面接では清潔感を厳しくチェックしており、身振り手振りを使った答え方が完璧であっても、不潔な印象を与えると不採用のおそれがあります。ビジネスの場では人と人とのコミュニケーションが不可欠で、初対面の相手やスタッフ同士が気持ち良く話すには、第一印象が大切だからです。

・スーツにほこりやフケがついていないか
・シワがよっていないか
・表情がはっきりと見える髪型か

などを面接直前にも確認してから会場へ入りましょう。

ビジネスの場にふさわしいか

職場が私服や作業着の場合でも、面接はフォーマルな場なので、スーツがふさわしい服装です。スーツでなくて良い、私服でとの指定があったとしても、オフィスカジュアル程度の服装で向かいましょう。

面接官は社会人としてTPOを守れる人物かを、面接時の服装で判断するためです。TPOに合わないカジュアルな服装で面接を受けると、「入社後も自社のきまりを守れないのでは?」と心配される可能性があります。

全体のバランスが取れているか

身だしなみは全体のバランスも大切で、ひとつのアイテムでマイナスの印象を受けると、他は問題がなくてもアンバランスに感じます。例えばビジネススーツにカジュアルシューズは不釣り合いで、靴だけ悪目立ちします。

ひとつひとつ清潔なアイテムにもかかわらず、全体的にくすんだ印象になるときはどこかバランスに問題があるでしょう。面接の服装や持ち物は、同程度の格かつ清潔なものをそろえてバランスを取ります。

登録先の人材派遣会社で対策を相談しよう

人材派遣先との面接で、どの程度身振り手振りを入れるか迷ったときは、担当者へ相談しましょう。これまでに多くのスタッフの派遣にたずさわった情報をもとに、役に立つアドバイスを期待できます。

口コミサイトで評判のグロップの特徴とは

人材派遣のグロップは、利用者の声を親身になって聞き、最適な職場を見つけるサポートする会社です。実際に利用した方の口コミを見てみましょう。

H.A(54歳/男)

人材派遣会社のグロップは、一人ひとりに合わせた働き方を提供することができます。年齢や家族構成、性別、そして仕事に求める事など、人によって働きやすい働き方は一人ひとり異なります。グロップは、様々な働き方を提案することができますので、無理せずに働くことのできる派遣先を紹介してくれます。グロップでは、事前にしっかりとしたヒアリングを行ってくれますので、要望通りの働き方のできる派遣先を紹介してくれます。

Y.A(48歳/女)

老後のための蓄えに不安があったので、人材派遣サービスのグロップに登録し、無理のない範囲で働くことにしました。グロップでは、知識や資格、そして、経験が無くても働くことのできる派遣先を紹介してくれたので、無理のない範囲で働くことができています。また、分からない所や不安な所は、派遣先の方だけでなく、マネジメントエキスパートさんに相談することができるのも、非常にありがたいと思いました。

N.N(29歳/女)

結婚をした後も、しばらく共働きで働いていましたが、妊娠をしてから、つわりが酷くなってしまったため、専業主婦になりました。産後のしばらくは専業主婦として働いていましたが、体調も大分戻ってきたので、グロップに登録し、派遣として働いています。グロップでは、子供がまだ小さい事を配慮した派遣先を選んでもらったおかげで、育児と仕事を両立することができています。職場も同じように育児中の方が多いのも嬉しかったです。

Y.O(55歳/男)

20年ほど飲食店を続けていたのですが、新型コロナウイルスの影響で、客足が遠のいてしまったので、昨年の春先にたたむことにしました。その後、グロップを利用し派遣として働いてきましたが、来月から正社員になることが決まりました。年齢も50代の半ばに差し掛かっているということもあり、難しいかなと思ってくれましたが、マネジメントエキスパートさんが、担当者に後押ししてくれたこともあり、正社員になることができました。

Y.O(34歳/女)

二年前までは、正社員として仕事中心で働いていましたが、結婚したタイミングで、家事をこなすため、そして、妊活を本格的にスタートさせるということで、仕事をセーブすることにしました。しかし、専業主婦となると、収入的に厳しいと思いましたので、人材派遣サービスのグロップに登録しました。グロップでは、子育てや育児、そして出産に理解のある派遣先を紹介してもらうことができたので、こちらの理想通りの働き方を選ぶことができました。

I.S(51歳/男)

50歳を超え、これまでわき目を振らず、仕事に没頭してきた半生を振り返った時、これからは、もう少し家族や自分の時間を作りたいと思いました。会社を退職し、人材派遣会社のグロップに登録し、プライベートな時間を確保しつつ、老後に備えるために働いています。グロップでは、残業の無い派遣先を紹介してくれたので、家族との時間も確保することができるようになりました。また、無理のない範囲で、やりがいのある時間を過ごすことができているのも魅力だと思っています。

N.N(36歳/男)

妻が本格的に働きはじめるタイミングで、グロップに登録し派遣社員として働いています。グロップは、人材派遣サービスの中でも、特に人気のある会社でしたし、地元での評判も良かったので、迷わずに選びました。グロップは、こちらの事情にもしっかりと配慮してくれた上で、条件の合った派遣先を紹介してくれました。はじめて派遣として働くので、戸惑うかもと思いましたが、マネジメントエキスパートさんのサポートのお陰で、無理することなく働くことができました。

Y.H(46歳/男)

高校を卒業してから昨年まで、家庭を顧みずに働き続けてきました。子供を大学に入れることもできましたし、マイホームのローンも完済することができました。これからは、大きな買い物などもありませんので、会社を辞め、自分のペースで働こうと思いました。私が登録した、人材派遣会社のグロップは、そういった働き方を提案してくれる人材派遣サービスを提供している会社です。グロップのお陰で、仕事とプライベートの時間のバランスを整えられるような働き方を選ぶことができました。

K.S(27歳/女)

夫の転勤に合わせ引っ越しました。引越先には、友人や知人が全くいない、土地勘の無い場所だったので、一から働き先を見つけるのは大変でした。そんな時に、地元で評判の良かった人材派遣会社グロップを利用したことで、すんなりと働き先を見つけることができました。グロップでは、色々な働き方を提案してくれますので、魅力的だと思いました。私は家事や育児をしつつ、空き時間を有効活用できるような働き方を探していたので、グロップを利用して本当に良かったと思いました。

M.K(44歳/男)

転職をする際に利用したグロップは、単なる人材派遣サービスではなく、将来の働き方を考えた上で、理想の働き方を提案してくれる会社でした。口コミサイトやSNSなどでの評判も良かったグロップは、担当してくれるマネジメントエキスパートさんが、自分の人生設計を一緒になって考えてくれますので、本当に助かりました。これからの人生に有利となるであろう資格を紹介してくれるなど、マネジメントエキスパートさんには、色々とサポートしてもらいました。

まとめ

①面接で身振り手振りを使っても話しても問題ない
②身振り手振りしながら話すメリットは、熱意や内容を伝えやすいこと
③落ち着きがない印象を与えやすいのがデメリット
④アピールしたい部分や規模の表現に身振り手振りを使うと、効果的
⑤面接前に練習してスムーズな身振り手振りを身につけよう
⑥人材派遣会社の担当者に相談して、面接対策をしよう

著者紹介

著者情報プロフィール:佐々木 良和
派遣会社コンサルタント。延べ約1,000人の転職のアドバイスを行い、転職に関わってきた。モットーは「転職者の決断に悔いをさせない」。その豊富な経験を基に多くの人が悩む面接時の悩みに答えるコンテンツを発信中。

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